陸軍騎兵少尉の千明林蔵とともに千明家の男性は皆、戦場へ行ったとさ。
残された林蔵の妻・喜代子は娘たちを養い生きて行くため女手一つで宿屋を始め、それが千明旅館の誕生だったとさ。
当時はこの辺り一面田んぼや緑に囲まれ民家も数軒ほどしかない
のどか~な村だったそうな。

道路もなければ車もない。そんな不便なところに旅館を建てたとさ。
しかしここには大勢の旅人や開発に携わる人々で賑わいをみせていたそうな。
その流れは昭和になっても変わらず時代とともに車が走れるほどの道ができると、当館の庭はバス停の停留所になり、運転手の下宿としても利用され、忙しくても楽しい時代だったそうな。
「千明旅館は字のごとく旅の館。疲れを癒して足を休めるための休息の宿。そこが当館の原点であります。移り行くそれぞれの時代に対応しつつ、原点を 見失わないよう努力して行きたいと思います。」

大正・昭和・平成と時代をかけぬけた当館。 新たな第一歩大きな決断でした。老朽化した建物はいたる所で悲鳴をあげ、お客様には不便をおかけしてしまいこのまま宿を続けるためには一度、終止符を打たなければとの方法しかありませんでした。永年にわたり(旧)千明旅館を愛してくださいました皆様には執心より感謝しております。
(新)「妙宝乃湯 ちぎら」は独自の方向性で小さな旅館だからこそ個性とこだわりを生かした新しいスタイルのくつろぎの宿へと生まれ変わりました。高級なおもてなしはできませんが家族でできる温かいおもてなしを精一杯、ご提供できるよう努力してまいります。
非日常的な空間と四代目がもてなす料理、そして当館の宝である温泉、その三位をどうぞ体感下さいませ。
そして、夢であった「妙宝乃湯 ちぎら」の実現に携わってくれた多くの職人がすばらしい仕事の足跡を残してくれました。
皆様に宿全体が手のぬくもりを感じていただけたら幸いと存じます。










